韓国で書籍『学校では教えてくれない日本史』が話題に 「江戸時代は野蛮ではなかった」と驚く声が多数

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元駐日大使館職員による書籍「学校では教えない日本史」が韓国で話題となっている

 日本を「近代的封建国家」から「西欧型の帝国主義国家」に変貌させた明治維新は、「世界史上の大快挙」と言われるほどに評価されている。

 しかしこの大革命の背景には、「徳川時代の日本は、世界的に見て貧しく、劣等な後進国であった」という批判的な定説が大前提となる。

 来年「明治維新150年」を迎える日本でも、近代化を歓迎するお祝いムードや式典一色なのかと思いきやそうではではない。

 ここにきて、明治維新に異議を唱え、旧幕府側にこそ正義があったとする書籍が相次いで刊行されている。原田伊織著『明治維新という過ち』を皮切りに、『明治維新という幻想』、『明治維新という名の洗脳』、『もう一つの幕末史』、『明治維新の正体』などといった書籍がさまざまな著者により刊行され、ベストセラーにもなっているほど。

 更におどろくべきは、隣国の韓国でもこの大前提が覆される書籍が刊行され、話題となっていること。

 注目されているのは、「学校では教えてくれない日本史」(プリワイパリ出版)。

 著者は韓国・江南(カンナム)でうどん屋を営んでいるシン・サンモク氏。前職は公務員の外交官で、16年間に及ぶ外交官生活を送った。

 2010年に開催されたG20首脳会議の時には準備委員会で行事企画課長として勤務し、2012年に開催された核安保首脳会議では、準備企画団で儀典課長を務めたほどの超エリート。しかし赴任先のパキスタンで命の危機に遭遇し、その時に「人生はいつ何が起こるかわからない。やりたいように人生を全うしよう」と思ったのがうどん屋へ転職したきっかけだという、異色の経歴の持ち主だ。

⇒【写真】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=150761

カンナムのうどん屋「きり山」店主

現在、カンナムでうどん屋「きり山」を営む元エリート外交官のシン・サンモク氏。パキスタン勤務時にテロに巻き込まれたことから、人生観が一変。華々しい経歴を捨てての転身に、妻や同僚からは「狂ったのか」と言われるも、「思い通りに生きている今が一番幸せ」と話す(写真:「韓国経済」記事より)

 それは「日本近代化への出発点」としての観点より、韓国が日本に遅れをとりはじめた「きっかけ」だったという観点から。しかしそれは韓国が日本よりも優位であったという逆説にもなる。

 シン氏の著書では「明治維新」ではなく「江戸時代」に注目し、「日本の江戸時代に比べれば、韓国のほうが先進的」という韓国人の一般的な考え方に異議を唱えている。日本では江戸時代に既に市場や経済、自治活動の面々で近代化の要素があり、決して韓国に「出遅れ」てなどいない。

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