親にiPhoneやiPadの使い方を「平和的に」教えるコツを、シニア向けの入門イベントで考える

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専門用語を使ってはいけない

イベント登壇者のt-cube代表/テクニカルライター高橋浩子氏が、シニア世代の参加者へ向けて最初に宣言したのは、「専門用語を使わず伝える」ということでした。

たとえばiPhoneのカメラ起動は「ロック画面を左にスワイプ」ではなく、「ぴゅっと横に指を動かす」と動作を交えつつ擬音で説明。タップも「指先でちょん」といった具合です。

また、カメラの起動方法として、ロック画面からの方法や、コントロールセンターからの方法も紹介。合わせてコントロールセンターからの計算機や懐中電灯の起動方法も紹介されました。

後者はiOSでの代表的な便利機能ですが、イベント参加者は驚いたりさっそく試してみたりと、初めて知った人も多かった様子。

ここで重要な点は、私たちがわかって当たり前に思える機能や名称も、教わる人にとっては知らない可能性があること。そして教える側は、それを常に念頭に置く必要があるということです。上から目線ではなく、同じ目線で。「教える」ではなく、「伝える」つもりで。

カメラで好きなものを撮ってもらう

カメラ機能を使うシニア世代は多いようで、イベントではうまく撮影するコツが紹介されました。

興味深かったのは、カメラのレンズに指が重なり、写真に指が入った失敗事例と、その防ぎ方が取り上げられたこと。我が母もしばしば指入りの写真を送ってくるので、思わず「あるある!」と共感しました。

そこでプロのカメラマン直伝の撮影プチテクニックを実践。レンズの位置を確認し、脇を締め、両手でiPhoneを包むように構えると、指が写らずブレのない写真が撮影できるというわけです。
親や祖父母に教えるときは、一緒に撮りあってみると伝わりやすいのではないでしょうか。

モチベーションが上がる機能やサービスを教える

また重要なのが、そもそもの使い方に関してです。iPhoneやiPadで何をしたいのか、目的が明確でないと宝の持ち腐れですし、どうしていいかわからないと、使う楽しさも見いだせません。

同イベントで最もシニア世代の反応がよかったのは、iOSのビデオ通話機能「FaceTime」でした。Wi-Fiを使えば、離れて暮らす孫や、海外に住む子どもとも無料で会話できる、と紹介された際は、参加者から感嘆の声があがります。

また、モデレータの夕刊フジ佐々木浩二編集局長が、デジタル版夕刊フジを宣伝した際も、価格や購読方法について次々と質問の手が挙がりました。

目的がしっかりしていればモチベーションを高く持って学べるのは、シニア世代も現役世代も同じ。
母の日などのプレゼントでiPhoneやiPadを贈るなら、デバイスだけでなく、喜ばれる使い方も一緒に考えてみてはいかがでしょうか。

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