AppleがQualcommに1200億円の支払いを求めて提訴、Qualcommは「根拠なし」と反論

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By Kārlis Dambrāns

Appleはアメリカ時間の2017年1月20日、Qualcommに対して約10億ドル(約1200億円)という未払い金の支払いを求める訴えを起こしました。これは両社の契約に基づいてQualcommがAppleに対して負っている支払い義務を履行することを求めるものとなっています。

Apple sues Qualcomm for nearly $1 billion – Jan. 20, 2017
http://money.cnn.com/2017/01/20/technology/apple-sues-qualcomm/index.html

Appleの訴状によると、韓国の規制当局が進めている独占禁止法違反の疑いに関する調査において、Appleが韓国当局に協力したことへの報復措置として、Qualcommは契約で定められた支払いを保留しているとのこと。訴状ではさらに、Qualcommは韓国当局の調査を妨害するようAppleに強要しようとしたという内容も触れられています。

またQualcommは、Appleに対して「通常の5倍」という高額なライセンス料をAppleに請求したことも訴状の中で述べられています。

QualcommがAppleに対して負っている支払い義務というのは、AppleがQualcommの通信チップだけを採用することを条件に報奨金を支払うという契約に基づくもの。実際に、2011年から2016年まで支払いが行われていたことが明らかにされているのですが、先述の訴訟に関する経緯を経て支払いが保留されており、交渉を重ねた結果、話し合いで解決することが不可能と判断したAppleがQualcommを訴えるに至っています。

Qualcommの取締役副社長であるドン・ローゼンバーグ氏はこの訴えに対しコメントを発表し、「訴状を詳細に調査している最中ですが、Appleの訴えに根拠がないのは明らかです。Appleは当社との合意と交渉の内容だけではなく、当社が発明、貢献し、ライセンスプログラムを通じてすべてのモバイルデバイスメーカーと共有してきた技術の影響力の大きさと価値を、意図的に捻じ曲げてきました」と反論しています。

Qualcomm Comments on Apple Complaint | Qualcomm

QualcommはAppleだけでなく、アメリカ連邦取引委員会(FTC)から特許ライセンスをめぐって独禁法に違反した疑いがあるとして提訴されているほか、先述の韓国や中国などでも同様の訴えを受けている状況です。

By Isaac Kohane

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