iPhoneのヘルスケアデータがドイツの刑事裁判の証拠として提出。「上った階数」が有力な手がかりに

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アフガン難民である被告人は、フライブルグの学生を強姦・殺害し、川に投棄した疑いで9月から裁判にかけられています。しかし犯行前後に監視カメラに捕捉されていない時間があり、足取りが曖昧な部分がありました。

被告は押収されたiPhoneのパスコードを教えることを拒否。そこで捜査当局はミュンヘンの某社に依頼し、ヘルスケアアプリのデータを調査して多くのデータを取り出すことに成功したそうです。

ヘルスケアは2014年にiOS8がリリースされて以降、全てのiPhoneに追加された標準アプリ。iPhoneを携帯しているユーザーの歩数や自転車の走行距離など、行動データを事細かに記録しています。

捜査当局が注目したのは、この中で「上った階数」のデータ。被告人は被害者の身体を堤防の階段を上ってから川に捨てたと推測されていますが、これが上記のデータと一致。当局は実際に被告人と同じ身長の調査官を現場に送り、同様の動きを行わせた上で、裏付けが取れたと主張しています。

2017年にもアメリカ・テキサス州で発生した銃乱射事件につき、現地の捜査当局とFBIが被告人のiPhoneを自力でロック解除しようとしたところ、失敗。アップルとFBIとの軋轢が懸念されましたが、今回は当局が無事に(?)解除できたため、その方面での展開はなさそうです。

iPhoneに加えてアップルウォッチや他社のスマートウォッチなど、ユーザーの健康状態やライフログを記録するガジェットは増えるばかり。そうしたスマートデバイスが、今後ますます犯罪捜査に与える影響は大きくなるかもしれません。

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