[電力自由化]で得する家庭、損する家庭

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一般家庭における電力市場が4月、ついに自由化された。だがサービス内容は複雑、最適解を選ぶのは難しい。そこで市場に詳しい2人の識者に、お得にする方法を聞いた。

[電力自由化]で得する家庭、損する家庭。

 これまで、一般家庭では地域によって決められた電力会社からしか電気は購入できなかった。それが今春、ついに一般家庭における電力市場の自由化が始まり、購入先を選べるようになった。制度変更に伴って、サービスを提供する事業者は一気に増加。その数は、全国で160社を超える乱立ぶりだ。

 ところが、各社が提供するサービス内容は実に複雑。そもそも自宅の電力事情を把握していない消費者は多く、切り替えを行う家庭は少数派だ。

「使う電力量やライフスタイルによってあずかる恩恵にばらつきがあります。今回の自由化は電気料金への意識を高めるいいきっかけと考えるべきです」

 こう語るのは、元経済産業省の官僚で、現在は太陽光や風力、バイオマス発電を自身で手掛ける宇佐美典也氏だ。

電力自由化

これまでは、関東では東京電力、大阪や京都などは関西電力という具合に地域で電力会社が決められていた。4月1日から、こうした独占状態が緩和され、新たな電力会社も認められることになった。異業態から参入が続き、さまざまなプランが用意され混沌としているのが現状だ

「注目なのが、Looop(ループ)でんきです。電力量料金は東京電力よりも高いものの、基本料金が無料というプランがあります。一人暮らしでクーラーもあまり使わず電気消費が少ないという方は、お得になる可能性が高い」

 また、既存の自社サービスと組み合わせて、特典などでお得感を出しているところも多い。

「例えばauやソフトバンクですね。こうした会社の携帯電話を使っていて、今後も使い続けるだろう人は、各社のセットプランを利用するのもいいかもしれません。自動車での移動が多く、ガソリン消費が多い人には昭和シェル石油やJXエネルギーなどがあります。ガソリン価格が安くなりますから。他にも、東急電鉄グループの東急パワーサプライは、電力使用量に応じてPASMOカードのポイントが貯まります。いずれも電気料金そのものは大きく値下げされませんが、自社サービスとの抱き合わせで、お得になるように設定しています」

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