「100万マイル走っても壊れない」EVトレーラー Tesla Semi 発表。フル充電でハイウェイ約800km走行

sub0-9e6839271114b126c0563feb2c0186b151ba79ff

ドライバーが長時間過ごすことになるキャビンはルーフを高く取り、室内で立ち上がれるほど。さらに運転席は中央に位置するため、そこからの眺めはまさにコクピットといった雰囲気です。

テスラ車おなじみのタッチスクリーンももちろん搭載。ここにはナビゲーションのほかブラインドスポット用のモニター、データロガーなどが表示されます。サードパーティ製の配車管理ツールなどにも対応するとのこと。トレーラー特有のジャックナイフ現象を防止するシステムも採用しました。

駆動用として、各車輪にModel 3と共通のモーターを搭載。さらにModel 3からはドアハンドルなど多数のコンポーネントを流用して生産効率を高めました。また、テスラいわく強力な回生ブレーキによって「基本的にブレーキ寿命は存在しない」とのこと。さらにアクセルのレスポンスやハンドリング性能も非常に良いと自画自賛します。

EVの要ともいえるバッテリーまわりはしっかりとした補強を施したうえで、最適な重心となるよう配置し安全性能にも寄与したとしています。フル充電時の航続距離は500マイル、約640kmに達し、テスラは充電システムMegachargerを世界に配置することで「世界中どこでも走れるようになる」と説明しました。

ただ、以前から言われていた通り、キャビンの背後には寝台スペースが用意されていません。これはこのトラックが短距離輸送用であることを意味します。しかし、テスラいわく寝台スペースつきトラックヘッドも簡単に用意でき、その下にさらにバッテリーを追加搭載することも可能になるとしています。

航続距離500マイルというのは、予想されていた200~300マイルのおよそ1.5倍。ただそれでもディーゼルトラックの燃料フルタンクで約900マイルという航続距離には遠くおよびません。とはいえ、EVトラックはエンジンやデフ/トランスミッション、排ガス処理システムがなく、メンテナンスやオーバーホールの手間が大幅に省略されるという利点もあります。そしてイーロン・マスクは発表の壇上で「このEVトラックは100万マイルを走行しても壊れない」「仮にモーターが2つ故障しても、残り2つのモーターで走行できる」と語りました。

このTesla Semiの出荷時期は2019年としばらく先であり、それまでに充電設備がどれだけ整備されるかという問題もあります。それでも運用コスト面では、テスラのEVトラックは従来のトラックに対抗し得るレベルにあるように思えます。

Related post

オススメ記事

  1. 00_m-f803f95382654313c717c3f8ad08602fbd4c660d
    2017年02月06日 13時0…
  2. mane_170207_01-550x412-3208b91260fc66faee13778d6181897c7f5a280d
    年始早々に、30…
  3. 170118virusnuclei_main-22e22cc72fa7d4316d37fc6cf89ba24079e0a4fe
    冬になるとӌ…
Return Top